Rox-Filer Information

始めの設定

Rox-Filer の右クリックメニューには(かなりオタクなものも含めて)豊富な機能が用意されています。ここでは、初心者が必ず通る基本の設定事項だけを紹介します。

オプション設定

ファイラーウィンドウで右クリックすると、コンテキストメニューが表示されます。Rox-Filer の基本的な設定は「オプション設定」から行います。

オプション設定

オプション設定ダイアログは左ペインが

  • ファイラーウィンドウ
  • ピンボード
  • タイプ

に分かれていて、さらに細目ごとに設定ページが右ペインに用意されています。
すべての機能について、ここに書ききることはできません。あれこれ試してみてください。ダイアログを閉じなければ、[戻す]ボタンで設定前に戻せます。
ここでの設定は ~/.config/rox.sourceforge.net/ROX-Filer/Options に記録されます。

「互換性」の項目には一見機能しない、変化が分からないものもあります。
Rox-Filer は特定のウィンドウマネージャとの組合せを想定していない汎用のファイルマネージャ (+デスクトップ環境)ですから、その機能は別な環境、ウィンドウマネージャとの組合せで機能するものだと思ってください。

ショートカットの設定

Rox-Filer は、その機能のほとんどにショートカットキーを設定できます。しかし GTK2 デフォルトでは、ショートカットキーの設定は有効になりません。まずは以下のように下準備を行う必要があります。どの設定もユーザごとに行います。

方法 1: 「gtkrc-2.0」を設定する

「gtk-can-change-accels = 1」と記述されたファイル .gtkrc-2.0 を ~/ に用意するだけです。

  1. echo "gtk-can-change-accels = 1" >> ~/.gtkrc-2.0

方法 2: gtk2_prefs を当サイトからダウンロードして併用する場合

  1. echo "gtk-can-change-accels = 1" >> ~/.gtkrc.mine

方法 3: GNOME(ver. 2.8 以降)の場合

  1. gconf-editor

設定エディタを起動。 [desktop] - [gnome] - [interface] を開く can_change_accsels の [値] にチェックを入れる。

Rox-Filer 側の設定

利用している環境にあわせて、上記いずれかの設定を行ってください。 Rox-Filer だけでなく、ダイナミックキーボードショートカットをサポートするアプリケーションで、動的にショートカットキーを設定できるようになります。
設定の方法は[オプション設定] → ピンボードの項の[メニュー] → [キーボードショートカットの設定]に従います。

  1. ファイラーウィンドウで右クリック、コンテキストメニューを開きます
  2. メニュー項目をポイント、反転して割り当てたいショートカットキー を押します

メニュー項目の右に押したキーが表示され、ショートカットキーとして登録されます。設定を削除するには、同様の手順で BackSpace キーを押します。

対応アプリの設定

ファイルとアプリケーションの関連付けは、ファイルを右クリックして「対応アプリの設定」で行います。
初期状態では、ほとんど設定されていません。すべて自分で使い易いように設定していきます。

対応アプリの設定

「対応アプリを設定」ダイアログでアプリケーションの AppDir をパネル、ピンボード、ファイラーウィンドウからドロップしたり、アプリケーションの起動コマンドを入力して設定します。

このように設定すると、以後ファイラーウィンドウ内でファイルをクリックするだけで設定したアプリケーションが起動してファイルを読み込むようになります。

「メニューをカスタマイズ」

画像ファイルのように閲覧アプリと編集アプリを使い分けたい、テキスト形式のファイルを場合によってエディタを指定して開きたい。そういうときは「メニューをカスタマイズ」機能を使います。

メニューをカスタマイズ

上図では emacs、gedit、xjed が登録されていますが、初期状態では「メニューをカスタマイズ」だけです。

パネルのオプション

パネルにも右クリックメニューがあります。パネルにはそれぞれ個別に設定可能なオプションがあります。

パネルオプション

目次

inserted by FC2 system