Rox-Filer Information

インストールとアンインストール

とにかくインストール!

Rox-Filer ほどインストール、アンインストールが容易なものはありません。RPM、DEB、TGZ、はたまた PORTS でも "検討する前に気楽に試してみる" ことをお勧めします。インストールに root 権限は必須ではありません。

依存パッケージを確認しておく

以下のような依存パッケージがありますが、特殊なモノはありません。多くは、あるいは全てがすでにインストール済みかもしれません。

Requires: shared-mime-info >= 0.16
BuildRequires: libxml2-devel >= 2.0.0
BuildRequires: glib2-devel >= 2.4.0
BuildRequires: gtk2-devel >= 2.4.0
Conflicts: rox-base

注意:
rpm などの パッケージ管理システムがあるディストリビューションでは、依存パッケージを tar ball インストールしても、システムは依存関係を解決できません。そのような場合は checkinstall を利用するなどして、パッケージ管理システムにのっとったパッケージとしてインストールしてください。shared-mime-info などはインストールするディレクトリ を

  1. /configure --prefix=/usr

とする必要があります。

tar ball で試してみる

Rox-Filer の tar ball インストールはシステムの領域を一切汚さず、アンインストールも簡単です。
「とりあえず、どんな感じなのだろう?」と半信半疑の場合は、まずはこれで試してみましょう。

インストール(tar ball)

本家サイトからダウンロードした rox-*.tgz を展開し、そのディレクトリに移動します。

  1. tar zxvf rox-*.tgz
  2. cd rox-*

最新の日本語化を利用する場合はパッケージの一覧からダウンロードした ja.po で置き直します(ここでは、展開したパッケージと同じ階層に置いたものとして)。

  1. cp -f ../ja-*.po ROX-Filer/src/po/ja.po

コンパイルです。コンパイルエラーが出たときは上記の依存パッケージを疑ってください。

  1. ROX-Filer/AppRun --compile

コンパイルが無事終了すれば、基本の作業はお終い。「root 権限で make install」のような作業は不要です。この Rox-Filer ディレクトリがプログラムのすべて。そしてすでに 稼働状態に入っています。利用し始めれば分かりますが、このディレクトリは AppDir になったのです。

  1. ROX-Filer/AppRun

とすれば、ファイラーウィンドが起動してカレントディレクトリを表示するはずです。

起動のために

rox-filer-2.11 から、起動用のスクリプトを生成する機能が「オ プション設定」>「互換性」に追加されました。Path の通ったディレクトリで [スクリプト作成] ボタンをクリックしてください。
以下の内容のスクリプト "rox" が作成されます。
「/path_to_rox」の部分は稼働中の rox-filer への絶対 path になっています。

#!/bin/sh
exec /path_to_rox/ROX-Filer/AppRun "$@"

これでインストールは終了!

アンインストール

以下を削除します。

  1. 上記 Rox-Filer ディレクトリ
  2. 上記起動スクリプト
  3. ~/.config/rox.sourceforge.net
  4. ~/Choices

RPM のインストール

tar ball からのインストール、アンインストールが極めて気楽で容易とはいえ、システムのパッケージ管理システムを利用するメリットはいうまでもありません。近年ではディストリビュータが用意した Rox-Filer が利用できるディストリビューションも少なくないようです。
当サイトからは Vine Linux で作成された SRPM がダウンロード可能です。

注意:
当サイトの SRPM の spec ファイルには Vine Linux のマクロが含まれていますので、他のディストリビューションではビルドエラーが起きる可能性があります。spec を適宜修正するなどして対応してください。

RPM のリビルド、インストール

  1. rpmbuild --rebuild rox-*,src.rpm
  2. rpm -Uvh rox-*,arch.rpm

このパッケージには tar.gz 以外にアプリケーションランチャの AppDir 郡をいくつかまとめた wrappers パッケージを含み、インストール先は /usr/Apps 以下になります。

Vine Linux 用には

以下の各パッケージが Vine Plus にあります。

  1. rox-filer-*.{src,i386,x86_64}.rpm
  2. rox-wrappers-plus
  3. rox-desktop-plus
  4. rox-clib、rox-clib-devel
  5. rox-lib
  6. rox-desk
  7. rox-appdirgen

apt で以下のようにインストール可能です。

Rox-Filer だけをインストールするなら

  1. apt-get install rox-filer

Rox-Filer、rox-wrappers-plus をインストールするなら、

  1. apt-get install rox-wrappers-plus

関連パッケージすべてをインストールするなら、

  1. apt-get install rox-desktop-plus

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