とにかくインストール!
Rox-Filer ほどインストール、アンインストールが容易なものはありません。RPM、DEB、TGZ、はたまた PORTS でも "検討する前に気楽に試してみる" ことをお勧めします。インストールに root 権限は必須ではありません。
依存パッケージを確認しておく
以下のような依存パッケージがありますが、特殊なモノはありません。多くは、あるいは全てがすでにインストール済みかもしれません。
BuildRequires: libxml2-devel >= 2.0.0
BuildRequires: glib2-devel >= 2.4.0
BuildRequires: gtk2-devel >= 2.4.0
Conflicts: rox-base
注意:
rpm などの パッケージ管理システムがあるディストリビューションでは、依存パッケージを tar ball インストールしても、システムは依存関係を解決できません。そのような場合は checkinstall を利用するなどして、パッケージ管理システムにのっとったパッケージとしてインストールしてください。shared-mime-info などはインストールするディレクトリ を
とする必要があります。
tar ball で試してみる
Rox-Filer の tar ball インストールはシステムの領域を一切汚さず、アンインストールも簡単です。
「とりあえず、どんな感じなのだろう?」と半信半疑の場合は、まずはこれで試してみましょう。
インストール(tar ball)
本家サイトからダウンロードした rox-*.tgz を展開し、そのディレクトリに移動します。
- tar zxvf rox-*.tgz
- cd rox-*
最新の日本語化を利用する場合はパッケージの一覧からダウンロードした ja.po で置き直します(ここでは、展開したパッケージと同じ階層に置いたものとして)。
- cp -f ../ja-*.po ROX-Filer/src/po/ja.po
コンパイルです。コンパイルエラーが出たときは上記の依存パッケージを疑ってください。
- ROX-Filer/AppRun --compile
コンパイルが無事終了すれば、基本の作業はお終い。「root 権限で make install」のような作業は不要です。この Rox-Filer ディレクトリがプログラムのすべて。そしてすでに 稼働状態に入っています。利用し始めれば分かりますが、このディレクトリは AppDir になったのです。
- ROX-Filer/AppRun
とすれば、ファイラーウィンドが起動してカレントディレクトリを表示するはずです。
起動のために
rox-filer-2.11 から、起動用のスクリプトを生成する機能が「オ
プション設定」>「互換性」に追加されました。Path の通ったディレクトリで [スクリプト作成] ボタンをクリックしてください。
以下の内容のスクリプト "rox" が作成されます。
「/path_to_rox」の部分は稼働中の rox-filer への絶対 path になっています。
exec /path_to_rox/ROX-Filer/AppRun "$@"
これでインストールは終了!
アンインストール
以下を削除します。
- 上記 Rox-Filer ディレクトリ
- 上記起動スクリプト
- ~/.config/rox.sourceforge.net
- ~/Choices
RPM のインストール
tar ball からのインストール、アンインストールが極めて気楽で容易とはいえ、システムのパッケージ管理システムを利用するメリットはいうまでもありません。近年ではディストリビュータが用意した Rox-Filer が利用できるディストリビューションも少なくないようです。
当サイトからは Vine Linux で作成された SRPM がダウンロード可能です。
注意:
当サイトの SRPM の spec ファイルには Vine Linux のマクロが含まれていますので、他のディストリビューションではビルドエラーが起きる可能性があります。spec を適宜修正するなどして対応してください。
RPM のリビルド、インストール
- rpmbuild --rebuild rox-*,src.rpm
このパッケージには tar.gz 以外にアプリケーションランチャの AppDir 郡をいくつかまとめた wrappers パッケージを含み、インストール先は /usr/Apps 以下になります。
Vine Linux 用には
以下の各パッケージが Vine Plus にあります。
- rox-filer-*.{src,i386,x86_64}.rpm
- rox-wrappers-plus
- rox-desktop-plus
- rox-clib、rox-clib-devel
- rox-lib
- rox-desk
- rox-appdirgen
apt で以下のようにインストール可能です。
Rox-Filer だけをインストールするなら
Rox-Filer、rox-wrappers-plus をインストールするなら、
関連パッケージすべてをインストールするなら、