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リムーバブルメディアのマウント

リムーバブルメディアのマウントは、「HAL - udev - d-bus 連携によるデバイスの動的検出/割り当て → ユーザ権限による /media 以下へのマウント」が現在の Linux ディストリビュージョンの主流です。

Rox-Filer 用ストレージマウンタ DevTray

ROX Desktop 用アプリケーションとしてはリムーバブルメディアの自動検出とマウントを実現する http://roscidus.com/desktop/DevTray が用意されていて、パネルアプレットとして利用可能です。アンマウントとイジェクトはファイラー画面からも行えます。

rox-desktop-Plus-Ver からのパッケージには以下の TrayLib、DevTray が含まれます。
DevTray の AppDir をパネルにドラッグ & ドロップするだけで使用できます。

TrayLib のインストール

依存パッケージ TrayLib が必要です。最新のパッケージ (確認時点では TrayLib-0.3.2.1.tgz) を先にインストールしてください。

  1. パッケージを展開します。
  2. ディレクトリネームからバージョンサフィックスを削除して "/TrayLib" とします。
  3. /TrayLib を (/usr/lib64 がある環境でも) /usr/lib/TrayLib/、又は ~/lib/TrayLib/ 以下に配置します。python スクリプトで書かれているので、コンパイルする必要は有りません。

これで TrayLib のインストールは終了です。

DevTray のインストール

  1. 「適切な場所に」DevTray を展開します。
  2. AppDir「DevTray」を、rox のパネルにドラッグ&ドロップします。

CD トレイに音楽 CD などを挿入してみてください。DevTray アイコンから CD アイコンがスライドしてきてマウントを表示します。

CD アイコンを右クリックしてメニューから eject などが行えます。

念のために -冗長的な設定-

DevTray は動的にマウントしたデバイスを自動検出してパネルに表示し、マウントされたデバイスに適した右クリックメニュー、 unmount、eject などのコマンドを表示します。以下の作業は必須ではありませんが、あくまで念のために。

オプション設定 [確認ダイアログ] - [マウント コマンド] の各項は以下のように設定します。

マウント コマンド → pmount
DevTray は CD トレイに CD を挿入するなどしてメディアを発見すれば、自動的にマウントしますが、一応 pmount を指定しておきます。
アンマウント コマンド → pumount
上記 pmount に揃えて pumount を設定しておきましょう。
イジェクト コマンド → eject
pmount によりマウントされた CD-ROM 等を、ROX-Filer のメニューから、従来通りアンマウント - イジェクトする事が出来ます。

パネル、ピンボードを用途によって切替えながら使う

パネル、ピンボードは起動時のラベル名で呼び出されます。

  1. rox --bottom=hoge (または $ rox -B=hoge)

すでに設定済みのパネル、ピンボード "hoge" がある場合(実際には一度でも特定の名前で呼び出されたパネル、ピンボードは)、新たに "hugi" を呼び出しても、"hoge" の内容は失われません。
もう一度呼び出せば設定されたままの状態で "hugi" と入れ替わります。

パネル 、ピンボード "hoge" に "hugi" を呼び出すスクリプト、"hugi" には "hoge" を呼び出すスクリプトを置いておけば、用途によって切替えて使うデスクトップが構成できます。
もちろん、壁紙を含むピンボード、パネルの配置を一気に変えるスクリプトもありです。

個人的には Conpiz よりスゴいと思うんですが。(管理者 田中)

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